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2025年06月06日 14:25 / 施設・機器・IT
三菱ふそうトラック・バス、三菱自動車工業、ヤマト運輸、米Ample社の4社は、2025年9月からEVトラック・軽商用EVとバッテリー交換ステーションの物流事業者の業務における実用性に関する実証を東京都内で行う。
<バッテリー交換式EV実証のイメージ>
三菱ふそうとヤマト運輸、Ampleの3社は、2024年8月から11月まで、京都市内でバッテリー交換式EVトラックの公道実証を実施しているが、今回の実証では、これに三菱自動車が加わる。三菱自動車は2011年から軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ(現ミニキャブEV)」を市場投入しており、商用EVに対する長年の知見と経験を有していることから、さらに幅広い物流事業者のニーズに応えることが可能になると期待される。
<2024年に京都市内で実施されたバッテリー交換式EVトラックの公道実証>
今回の実証では、都内複数箇所にAmple社のバッテリー交換ステーションを14基設置。ヤマト運輸が、バッテリー交換式に改造した三菱ふそうの小型EVトラック「eキャンター」と三菱自動車の軽商用EV「ミニキャブEV」合計150台超を集配業務で使用する。
バッテリー交換式EVは、従来の充電方法と比べて車両の待機時間を大幅に短縮することが可能。バッテリー交換ステーションでは、バッテリー交換を全自動で行い、交換の目標時間を5分間に設定する。物流のダウンタイム短縮につながるほか、バッテリーを手動で交換する必要がないため、ドライバーの負担軽減にもつながる。
Ample社のバッテリー交換ステーションは、コンパクトかつ短期間で組み立てが可能なため、東京都のような高密度な都市環境においても効率的なインフラ整備を実現し、実用的なEVシフトのソリューションとなり得るとしている。
なお、本実証は東京都および東京都環境公社の2024年度「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」に採択されている。